ドリップ(コーヒー)

コーヒーの淹れ方のひとつです。布や紙のフィルターの上に、挽いたコーヒー粉を入れ、上から熱湯を注いで漉(こ)す
抽出方法です。

トルココーヒー

コーヒーの抽出方法の一種で、水から煮立てて、上澄みだけを飲む方法です。
現在でも、この伝統的なコーヒーの飲用法は、中東・北アフリカ・バルカン諸国で飲用され、
トロリとしたコク、濃厚な味わい。
後味は意外にあっさりしており、コーヒーの原点ともいわれています。

生豆

コーヒーチェリーを精製加工し、商品として通用するようにしたコーヒーの種子です。
「なままめ」か「きまめ」かという議論がありますが、
きまめの「き」は生そば(本来は十割そばのこと)などの「き」で純粋で混じり気のない状態をいい、
なままめの「なま」は生魚や生野菜の「なま」で、加熱をしていない状態を指します。
したがって、コーヒーの場合は「なままめ」と呼ぶのが正しいとされています。

生豆サイズ(スクリーンサイズ)

スクリーンと同義です。
一般的なフラットビーン(平豆)はスクリーン14~18くらいです。

ニュークロップ

当年もののコーヒー豆、新豆のことです。
含水量が多く、おおむね濃い緑色をしています。
コーヒーの構成成分も豊富で、味や香りの個性がハッキリ出ます。
欧米では「New Crop Only」といって、当年ものだけで作ったコーヒーを最高としています。

ネルドリップ

ネルとは、手触りが柔らかく起毛している織物、“フランネル”のことです。
このネルで作られた布製フィルターを使う抽出方法をネルドリップと言います。
コーヒーの微粒子がフィルター内に留まるので、舌触りの滑らかなコーヒーになると言われています。
ネルドリップとペーパードリップとの違いは、蒸らしのときにコーヒー粉がドリッパーで押さえられない分、
充分に膨らむことができるので、より旨み成分を存分に引き出すことができ、
キメの細やかなネルを通してゆっくりと濾過されたコーヒーは、
豆本来の持つ酸味、渋味、苦味、コクが失われないというところです。

ノック・ボックス

エスプレッソコーヒーのかすをポルタフィルターからたたき出して捨てる箱です。
knock out boxともいいます。

パーチメント

コーヒーの内果皮のことで、果肉とシルバースキン(銀皮)との間にある茶褐色の薄皮のことです。
パーチメントが付いたままのコーヒーをパーチメントコーヒーといいます。
風味劣化が少ないため、産地の多くでは、パーチメントコーヒーの状態で取引され、貯蔵されます。

バランス

カッピングの際、フレーバーやアフターテイスト、アシディティ、ボディといったさまざまな側面がどのように調和し、
どのように補完または対照し合うか、その態様がバランスといわれるものです。

バリスタ

バールのカウンターに立ち、お客からの注文を受けてエスプレッソをはじめとするコーヒーを淹れる職業、およびその職業についている人物をいいます。
イタリアのバールには喫茶店やカフェとしての特徴があり、バーのバーテンダーがもっぱら酒類を扱うのに対し、
バールで働くバリスタはノン・アルコールの飲料、とりわけコーヒーに関する知識と技術をもちます。